くれたけ心理相談室福岡支部の平山幸聖(ひらやまこうせい)と申します。数あるサイトの中からアクセスしていただき、ありがとうございます。

昨日、東京都知事選挙が行われ、小池百合子さんが圧勝して女性初の都知事に就任することになりました。東京都知事選挙は、他にも元岩手県知事で元総務大臣の増田寛也さんやジャーナリストの鳥越俊太郎さんなど計21名が立候補しています。実質、小池・増田・鳥越の3候補による選挙戦となったわけですが、色彩心理学のフィルターを通して見てみると、これがなかなか興味深いのです。

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※なお、以下の見解は個人的なものであることを、予めお断りしておきます。

①小池百合子氏

「百合子グリーン」を掲げ、イメージカラーをグリーンとして選挙戦を進めました。グリーンにもいろいろありますが、小池さんのグリーンは、黄緑色といった感じです。その黄緑色は、こんな意味合いがあるそうです。

黄緑色:新鮮、斬新、明るい、若々しい。革新的。

どうでしょう?小池さんは「東京大改革」を訴えて、圧勝しましたよね。選挙戦で着ていたスーツやインナーも、黄緑色のものが多かったような気がします。革新的という黄緑色の持つ意味が、都政を改革するというイメージづくりに役立っているのではないでしょうか。

②増田寛也氏

小池百合子氏の後を追うように、選挙戦の途中から緑色を打ち出し始めました。増田さんの打ち出した緑色には、こんな意味合いがあるそうです。

緑色:自然、落ち着き、安心感、癒される、平凡、おとなしい、謙虚、礼儀正しい。

どうでしょう?増田さんは、建設官僚、岩手県知事、総務大臣としての行政経験もアピールし、「都政の安定を」と訴えていましたよね。緑には調和というメッセージも含まれており、こちらも”安定の増田”というイメージを作り出しているのではないでしょうか。

ただ、「都政を変えてくれ」と感じている都民が多かったのでしょうか。増田さんのメッセージは、今ひとつ都民に響かなかったのかもしれません。

③鳥越俊太郎氏

小池百合子氏のように服装によるメッセージはなかったものの、選挙ポスターのテーマカラーが、濃い青でした。青にはこんな意味合いがあるそうです。

(濃い)青:冷たい、静か、落ち着き、知性、知識、さわやか、堅実、おとなしい

鳥越氏は京都大学文学部から毎日新聞社に入り、週刊誌「サンデー毎日」の編集長まで務めたジャーナリスト。俗に言うところのインテリですね。お年の割にはスマートでダンディーなイメージも高いです。実は青って、最も人々に好まれる色なのだそうですよ。

ただ、濃い青のマイナス面である「他人からのアドバイスはときに受け入れない」という部分が出てしまったのかもしれません。公開討論会にほとんど出ず、週刊誌報道への対応もはかばかしいものとは言えず…。

いかがでしたでしょうか。色彩心理学にまつわる本は、いろいろと出版されていますので、興味のある方は読んでみるのもおもしろいでしょう。今回は、以下のものを参考に書きました。

・週刊ダイヤモンド2008年11月8日号「特集 使える心理学」
・野村順一『色の秘密 最新色彩学入門』(文春文庫PLUS)

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

それでは、また明日…